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神戸 | 新明和工業㈱ | 航空機事業部甲南工場の紹介 US-2飛行艇の歴史

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引用元:海上自衛隊 〔JMSDF〕 オフィシャルサイト

神戸市東灘区にある「新明和工業株式会社」をご紹介します。

神戸の東端に位置する場所の内海沿いにあり、大きい工場なのですが地元の人でも何の会社なのかはわかっていない人が多いと思います。特に大きく宣伝もしていないので、まさか航空機関連の会社が地元にあるとは思っていないでしょう。

本社は宝塚市になるのですが、今回は「航空機事業部」のある東灘区の甲南工場について記事にしていきたいと思います。

 

新明和工業って何の会社?

新明和工業は、宝塚市に本社を置く、航空機、特殊車両、産業機器などを幅広く手掛けている会社。

あまり一般には知られていない会社かもしれませんが、有名なところではトラックなどの後方に付けられている垂直に上下するゲート。自動販売機や機械をトラックへ積み込んだり降ろしたりする時にとても便利な装置で、「すいちょくげーと」は新明和の登録商標となっている。

あと、ゴミ収集車なども新明和工業で製造しているものが多い。よく見ると「新明和工業」のステッカーが貼られている特殊車両を見かけます。

新明和工業の前身 | 川西航空機

第二次世界大戦前は川西財閥の傘下で「川西航空機」として航空機の製造を行っていました。

川西航空機時代に製造した航空機として知られているのが、「二式大型飛行艇」や「九七式飛行艇」などである。他にも局地戦闘機の「紫電」や「紫電改」などの設計・製造を行っていたことも有名。

川西航空機について

かつては日本の航空機メーカーだった新明和工業の前身だった川西航空機。飛行艇や紫電、紫電改などを製造していたが、特に水上機や飛行艇の製造には定評があった。

そんな川西航空機は1928年(昭和3年)に設立され、航空機の製造が開始され、1931年(昭和6年)には、ショートKF型飛行艇を元に改良が加えられた九十式二号飛行艇が初飛行に見事成功。後に九七式飛行艇の系譜につながる試作機である「八試大型飛行艇」の受注を受けることになった。

九七式飛行艇

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引用元:日本の名機(九七式輸送飛行艇)

本帝国海軍の飛行艇である九七式は1936年に初飛行を行い、その略符号は"H6K"。純国産機では初の4発エンジン機で第二次世界大戦時には長距離の偵察機として活躍している。

連合軍コードネームは「Mavis(メイヴィス)」。

日本海軍が、当時アメリカで製造されていた民間旅客機(シコルシキーS-42)やサンフランシスコ・ハワイ間を無着陸編隊飛行したアメリカ海軍機のP2Y-1よりも上回る性能の飛行艇を川西航空機へ発注している。

その日本海軍が要求して性能は

  1. 乗  員:9名
  2. 航続距離:4,625Km以上
  3. 巡航速度:230Km/時
  4. 最高速度:296Km/時以上
  5. 航空魚雷:2本搭載可能

川西航空機は見事に日本海軍が要求した性能の飛行艇を完成させ、1936年(昭和11年)に試作1号機の初飛行を成功して日本海軍へ引き渡された。その後、日本海軍により試験飛行が繰り返されて機体性能は良好な一方で馬力が不足という指摘を受けるものの、エンジンを星形エンジンに変更することによって見事解決したのである。

以後、計38機の飛行艇を生産し長距離輸送などでも大活躍している。

シコルシキーS-42

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引用元:時事ドットコム:時事通信社が運営するニュースサイト

この大型旅客飛行艇はシコルスキー社が開発もので、乗客12人を距離4000キロ以上を運ぶことができる。4発(エンジン)水上機という要求に沿って設計された機体は、試作1号機が1934年3月に初飛行を成功させた。全長20.6m、全幅34.8メートルの単葉機で、出力750馬力のプラット&ホイットニー・ホーネット・エンジン4基を搭載し、巡航速力時速274Km、航続距離は3000Kmを超えた。

 

US-2飛行艇

現在は、その後に試作を経て完成し現在も活躍している「US-2型飛行艇」の開発・製造やオーバーホールなどを行っている。

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引用元:海上自衛隊 〔JMSDF〕 オフィシャルサイト

www.shinmaywa.co.jp

US-2の撮影ポイント

この日本が誇る水陸両用の飛行艇を間近で見ることができるポイントがある。場所は同東灘区の深江浜の岸壁。車で乗り入れることもでき、釣り人がチラホラといるくらいで絶好の撮影ポイントといえるでしょう。

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引用元:Google マップ

運が良ければ赤丸2番周辺に行けば、赤丸1番の位置にUS-2飛行艇を確認することができる。

いつ行けば見れるのか

私は飛行艇マニアではないので正直詳しくはわかりませんが、おそらく飛行艇US-2が甲南工場へ入ってくるスケジュールは一般には公開されいないと思われます。

そのため、運が良ければ見る事ができる?と思った方が良いかもしれません。

でもネット上を見ていくと結構一般の人も撮影しているので、マニアの方の間では情報があるのかもしれませんね。

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引用元:航空ファン・飛行機利用者のためのサイト FlyTeam(フライチーム)

US-2飛行艇 | まとめ

陸上だけではなく海上にも着水することが出来る「US-2」飛行艇。

飛行場を持たない小さな離島や海難事故の場面でも素早く到着して対応し急病人の緊急輸送などに力を発揮する。

「US-2」は、水流を下方へ逃がす「溝型波消し装置」と、横へ流す「スプレー・ストリップ」という独自の高耐波性技術により、世界で唯一、波高3mの荒波に離着水できる性能を持つ機体のため、今後の更なる活躍に期待することができる。




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